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2009年1月23日 (金)

USBウイルス被害報告数が過去最大

大容量・低価格化が進み、手軽にデータを持ち運べる道具として浸透しているUSBメモリー。だが現在、国内外のセキュリティ企業などが相次いで警鐘を鳴らす非常事態が起きている。ここ1年で、USBメモリーを狙って感染を広げる新しいタイプのウイルス(通称:USBウイルス)が爆発的な勢いで増加している。

トレンドマイクロ社に寄せられた感染被害報告によると、2008年8月から4ヶ月連続で1位を記録している。しかも、ほかのウイルスと比べて桁違いの報告数。このような大規模感染はここ数年では異例だという。

特に危険なのは、自動的にウイルスが実行されてしまう点だ。USBウイルスは、自身を起動するための設定ファィル「Autorun.inf (オートラン)」との組み合わせでできているのが特徴。これにより、感染したUSBメモリーをパソコンに挿すと、オートランが勝手にウイルスを実行。自動的にウイルス本体のコピーをパソコン内に作成して感染させる。感染後は、システムファィルを破壊したり、不正なサイトに勝手にアクセスして別のウイルスをダウンロードするといった、悪質な動作をする。

XPではUSBメモリーを挿しただけでは感染することはない。だが、「マイコンピュータ」でUSBメモリーのアイコンをダブルクリックすると、オートランが動作してウイルスに感染する。便利な機能だが、オートランを無効にしておくことが対策むの1つだ。

基本的には、ウイルス対策ソフトを導入していれば、ウイルスが起動してもその瞬間にウイルスが隔離されるのでパソコンには感染しない。しかし、定義ファイルの更新のすきをつかれて、新種のウイルスが検知を免れる可能性もゼロではない。

情報処理推進機構(IPA)では、USBメモリー内に見知らぬファイルを見つけたら、開かずにすぐに削除するよう呼びかけている。日を追うごとに手口は巧妙化し、ユーザー自身にウイルスを実行させるように細工されたウイルスも登場している。今後は同様の手口のウイルスがさらに増えることが予想される。

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